日本クラフトフーズのイノベーション

ガムのおいしさを長持ちさせる「ロングラスティング製法」

ガムのおいしさを長持ちさせる「ロングラスティング製法」は、マイクロカプセルの配合により、味の長持ちを実現させた技術です。それまでの粒ガムに比べ増量したガムから、マイクロカプセルに配合した甘味料やフレーバーを徐々に放出させる仕組みになっています。ガム、フレーバー、甘味料のバランスを徹底的に研究し、最適な配分を割り出すことで実現しました。

この技術は、2003年に、まず「クロレッツXP」シリーズに導入されました。XPとはeXtra Performanceの略で、おいしさ長持ちを表現しています。その後、日米両国の研究所でさらに技術改良が続けられ、2010年にリニューアル新発売された「クロレッツXP」において“味が30分間長持ち”するガムを実現しました。また同年、大型新ブランド「ストライド」が “ヤバイほど味長続きガム” として発売されました。

リカルデントに配合される歯を丈夫で健康にする成分「CPP-ACP」

CPP-ACPは、“casein phosphopeptide amorphous calciumphosphate” (カゼイン・ホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体)の略で、牛乳のタンパク質(カゼイン)からつくられた天然由来成分です。脱灰抑制(むし歯の始まりであるミネラルの溶け出しを抑える)、再石灰化(ミネラルをエナメル質に回復させる)、耐酸性増強(むし歯の原因である酸に溶けにくい歯質にする)の3つの効果を持つ新技術の成分です。CPP-ACPの初期のむし歯に対する有効性は、産官学共同プロジェクトで、オーストラリア メルボルン大学のレイノルズ博士がメルボルンで、2,720人を対象に2003年4月から2005年の9月までの間の24ヶ月間の臨床実験を実施した結果、CPP-ACPを含まないシュガーレスガムを噛んだ時を1とした場合にむし歯から回復した歯の本数が1.53倍になるという試験結果が得られた大規模臨床実験によっても実証されており、年齢、性別を問わず全ての人にその効果が期待できます。

噛むことで虫歯予防に役立つという画期的な成分であるCPP-ACPが配合されているガムは、日本市場では「リカルデント」だけで、2000年には「歯を丈夫で健康にする」カテゴリーで、ガムとしては初めて特定保健用食品の表示許可を取得しました。

リキッドを多量に含み、かつ長期間液量が保持可能な基本配合設定の「リキッド入り粒ガム」

「リキッド入り粒ガム」は、ガムの中心に十分な量のリキッドを入れながら、時間が経過してもそれがもれず、ガム部分に吸収されない配合を、ガム部分とリキッド部分の両方で工夫した末に、製品化されたものです。センターに入っているリキッドが、口の中で一瞬にして拡散するためには、ペースト状ではなくサラサラの液状であることが不可欠でしたが、サラサラの液体にはガムに吸収されやすいという問題がありました。この問題を解決するために、ガム部分とリキッド部分に含まれている甘味料の糖に着目し、その種類を変えることで、ガム部分に含まれている水分がリキッド部分に出ていこうとする力を作用させ、液体がガム部分に吸収されるのを防ぐ仕組みを考案しました。

この技術は日本人研究員がアメリカの研究所で開発を開始し、まず欧米で製品化されヒットしました。日本でも2008年にこの技術を応用した「クロレッツアイス」として発売され、大ヒットとなりました。またこの技術は「リカルデント スマートタイム」にも導入されています。

キャンディの多層化技術「キシリクリスタル製法」

「キシリクリスタル」製法は、独自の多層化技術を用いて、キシリトール層を味や特徴が異なるキャンディ層でサンドする製法です。この技術により、新しい食感と味わいのキャンディを作ることが可能となりました。この技術は、2003年に特許を取得しています。

「キシリクリスタル」シリーズ製品は、おいしさはもちろん、味や食感の変化を楽しめるユニークなキャンディとして消費者に支持されています。

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